公演の最中ですが、お知らせです。劇団員として俳優・井上裕朗くんがDULL-COLORED POPに参加しました。
以下、主宰・谷賢一からのコメントです。
井上くんは過去4作品ダルカラに出演している常連であり、今回公演でも受付まわりから活躍するなど「ほぼ劇団員ではないか」とあちこちで囁かれてはいましたが、このたび正式に参加・加入してくれました。俳優として、そして劇団のコアメンバーとして、今後のDULL-COLORED POPの運命を大きく左右する存在です。
劇団として来年2月、「井上くん参加記念まつり」公演を行いますので、そちらもお楽しみにお待ち下さい。
谷賢一
以下、井上裕朗くんからのコメントです。
昨年のいつだったか谷くんから突然電話があり、ダルカラの再開、そして新たな劇団の構想について話してくれました。そこで一緒にやらないかという誘いを受けました。これまでダルカラで4作、外部で3作(うち1作は演出助手として)谷くんと作品を作ってきて、谷くんとはもちろん、劇団のみんなとも強い信頼関係が既にあり、これまでも僕のホームグラウンドのひとつであったことは間違いないのですが、劇団員になるということは僕自身の大きな覚悟も必要で、今回の作品を作った上で改めて考えようと思っていました。でも何度か話し合いを重ねた中で、僕自身の理想や野望とダルカラのそれとが共有できていることを確認でき、また今回の作品を作ってきた過程において、とても建設的な関わり合いが出来たことで、僕にとっても劇団にとっても大きなプラスがあるだろうと確信できたので、今回の公演を福島で開幕する直前に、劇団員になる決断をしました。
「僕ひとりの脳みそでは足りないので、みんなのを貸してください」
これは谷くんの口癖で、僕の大好きな言葉です。僕ひとりではできないことが、力を合わせれば出来るのではないか。僕が持っていないものがダルカラにはあって、ダルカラにないものを僕は持っている。お互いに補い合い、刺激し合い、1+1が2を遥かに越えていくような良い形で関わり合えるのではないか。理想と野望を共有している強い絆をベースに、妥協を許さず、衝突を怖れず、誠実に、大胆に前に進んでいけたら、と夢見ています。
というわけで、これまでも「ほぼ」劇団員のような立場にいましたが、ついに本当の劇団員になりました。改めまして、今後ともよろしくお願いいたします!
井上裕朗