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猫の手とは、DULL-COLORED POPを応援する非営利・最強・史上唯一の団体です。

百花亜希インタビュー

ーー故郷の思い出を教えてください。

神戸とゆうと海を連想する方が多いと思うんだけんちょ。おらの住んでたとこは坂道がある山の方で、小学校には動物がたくさんいて、夏は暑いし、毛虫がよく歩いでて、冬は雪が積もって、1人用のかまくら作ったりしてました。確か、新開地駅にみたらし団子屋さんがあって美味しかった記憶がある。

ーーいつか故郷に帰るつもりはありますか?

今住んでる東京が嫌いってわけじゃあねぇけんちょ、やっぱりおらぁ神戸に帰ると安心するし、老後は神戸かお金持ちになってたらハワイに住みたいです。

ーー25年前は何をしていましたか?

パッと思い浮かぶのがあんまりお気楽極楽ではねぇ、多感な時期なので、このくらいで。お芝居は全く持って無縁でした。

ーー25年後は何をしていると思いますか?

おらに需要があって、舞台やれてたらいいなぁ〜とゆう願望はあります。何してっかなぁ? 伴侶がいたらいいなぁ。

ーー演劇以外でひとつ好きなものをあげるとしたら何ですか?

なんだろね……。なんか、ちまちま作んのは、おら好きだぁ。
得意じゃねぇけど、好きなもの、でゆうなら、歌唄ったり、作曲したり、踊ったり、創作料理作ったりすんのも好きです。

ーー震災の一番の記憶を教えてください。

去年の先行上演の第一部でも聞かれたような気がすんだけんちょ……。阪神・淡路大震災の時は、こんな関西で大きな地震が起こるなんて、と驚いた。妹が腰を抜かした。東日本大震災は泣いてばかりいた。かみさま不在を思った。

おらだけ、インタビュー形式でなく、質問に文字で答えたもんで、後から短いよ、との声を聞き、加筆します。質問を膨らますのでなく、勝手に書きたいこと書きます。

ダルカラ(DULL-COLORED POP)には猫の手とゆうダルカラを無償で支えてくれてる応援団組織みてぇなもんがあります。このインタビュー、バラシなんかもお手伝い下さった方がいます。
沢山この公演に関わる力を貸して下さった方に感謝が尽きませんが、仕事として発注してるわけでもねぇのに、猫の手であり、ダルカラ劇団員でもある、パンフ作成始め、バラシ、照明の作業等々たくさん力を貸して頂いた西峰正人さんに感謝を書き記しておきてぇ。ほんとにありがとうございます。

さ。インタビューっぽいことも加筆しとかねぇとですかね。

人間とはなんでしょう。おらには、人間がどうゆう生きものであるか、一言でゆうにはむつかしい。同じ生きものでも色々過ぎて。
話を進め過ぎると長くなり過ぎるので、もういっちょ別の角度から。
愛とはなんでしょう。おらは『愛』とゆう言葉を使う時にかなり抵抗があります。割と気軽に「愛してるよー」と使えてしまえるひとたちをみて、すごいなぁと思います。捉え方の違いがあるのか、おらが神経質過ぎんのか、わかんねぇけんちょ。おらにとって、愛はとても重く深く大きくとてもじゃねぇけど、気軽に口にすることにとてつもない抵抗がある。だけんちょ、言いたくねぇとか使いたくねぇわけではねぇんです。ただただ、おらにとってはとても大切なワードである。ってだけです。そして、おらにとって愛は、『気づけば』だったり、サンボじゃねぇけんちょ『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』と、後から『嗚呼、おら、愛してるんだなぁ……。これ愛かぁぁ。』としみじみ気付くようなものだなぁとおらは思います。

出演する第二部でも、様々な登場人物が様々に生きています。おらは、おら以外のひとたちを見聞きしたり、なにかを感じながら、幸せだったり、幸せ過ぎて怖かったり、希望、絶望、いろいろを感じます。それでもそんな人間が愛しいなぁとも。

第二部観てくれる貴方にはどのように映るでしょうか。
第二部、お楽しみに☆
(おらは第一部も出演します)