DULL-COLORED POPでは、俳優・劇作家・演出家など次世代のアーティストを育成すると共に、観客や演劇ファンが楽しく演劇に触れられる学びの場を提供するために、「学校」を作りました。これまで15年以上に渡って谷賢一および劇団が培ってきたワークショップや講座を再編成し、知識や技術を伝えていきます。
プログラムにはプロの俳優向けのものだけでなく、演劇を始めたばかりの入門者向けのものや、プロを目指さない一般観客向けのものもございます。それぞれ独立した内容として構成されているため、1つのクラスから受講できます。感染症対策の一環として、オンラインを含む見学コースも準備しました。
将来的には受講者から選抜されたメンバーを出演者として、試演会や公演などの開催も予定しています。詳細についてはお問い合わせ下さい。
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Contents
シラバス(講義案内)
演劇論クラス:
演技クラス・初心者&未経験者向け:
演技クラス・経験者向け:
- 演技クラス1「演技のための身体、リラックスと集中・反応」
- 演技クラス2「目的と行動、相手を動かす技術」
- 演技クラス3「テキストの立体化、身体的行動の方法」
- 演技クラス・大原研二「テクニックだけのワークショップ」
- 演技クラス・東谷英人「語りを武器にするワークショップ」
- 演技クラス・補講「シーンスタディ」
その他:
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開催時期、および応募方法について
2021年の3月以降、基本的に奇数月(1・3・5・7・9・11月)に開催します。細かい開催時期や応募方法などは、劇団のウェブサイトとTwitterで告知致します。また、最新情報は以下のリンクからご確認頂けますのでご活用下さい。
- 2021年2・3月開講分の講座/ワークショップ
- 2021年5・6月開講分の講座/ワークショップ
- 2021年7月開講分の講座/ワークショップ
- 2021年9月開講分の講座/ワークショップ
- 2022年3月開講分の講座/ワークショップ
- 2022年5月開講分の講座/ワークショップ
また、「受講や見学を予約したい」「次回開催が決まったら案内を送って欲しい」などのご要望にもお答えします。school@dcpop.orgまでメールにてお問い合わせ下さい。
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見学、およびオンライン見学について
ほとんどの講座/ワークショップで、見学枠を設けています。同じ空間でワークを見学し、自由に質問などもできます。「いきなり参加するのはハードルが高いな」と感じる方や、「観客だけど俳優向けの稽古を見てみたい」という方などにオススメです。
また、オンライン見学のコースもご用意しております。配信は動画配信サイトを通じて行うので特殊なソフトのインストールは必要なく、一般的なPCやスマホでご覧頂けます。またアーカイブ機能がご利用頂けますので、リアルタイムで見られなくても後日お好きな時間にご覧頂けます。
※カメラは固定アングルでの配信になります。また動画配信サイトのトラブルなどにより配信が一時停止することがございます。また演技系の講座はやや見づらい・聞きづらい箇所が出る場合がございます。あらかじめご了承頂くか、詳しくはお問い合わせ下さい。
なおクラウドファンディングでご支援頂いた方向けの特典として、どの講座/ワークショップでも無制限で見学できる見学フリーパスをご用意しております。詳しくはクラウドファンディングのページをご覧下さい。
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ギャラリー
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講師/監修:谷賢一
劇作家・演出家・翻訳家。1982年生まれ。日本劇作家協会事業委員。新国立劇場演劇研修所講師。
明治大学文学部演劇学専攻、およびイギリス・University of Kent at Canterburyにて演劇学を学んだ後、劇団DULL-COLORED POPを旗揚げ。2019年福島県と原発の歴史を3部構成で描いた『福島三部作』を一挙上演し1万人を動員。岸田賞・南北賞ダブル受賞という快挙を成し遂げた。
デヴィッド・ルヴォーやシディ・ラルビ・シェルカウイ、フィリップ・ドュクフレといった海外アーティストとのコラボレーション作品も多数発表している。
受賞歴:
- 第6回小田島雄志翻訳戯曲賞(『最後の精神分析』の翻訳において)
- 第68回文化庁芸術祭優秀賞(『最後の精神分析』の演出において)
- 第64回岸田國士戯曲賞(『福島三部作』の劇作において)
- 第23回鶴屋南北戯曲賞(福島三部作『1986年:メビウスの輪』の劇作において)
谷賢一からのメッセージ
学ぶことは楽しい。私は日本とイギリスの大学で演劇を学ぶことで、より演劇を深く、楽しく理解できるようになりました。表現者にとって、基礎は自由への第一歩です。画家にとってのデッサン、音楽家にとっての練習曲があるように、演劇にも基礎があり、基礎があるからオリジナリティも出せる。日本でも古くから「守破離」と言って、芸道の基礎は学ぶこと・習うこと・倣うこと、そしてその先に自由な表現があるのです。
そして観客にとっても演劇を学ぶことは有意義です。少しでも楽器を学ぶと音楽を聴くのがぐんと楽しくなり、より深く理解できるようになるのと同じように、演劇を学ぶことでより演劇を楽しく・深く観ることができるようになります。観客を対象としたプログラムを充実させていきたいと思います。
先人たちの粘り強い努力により、ここ数十年で日本にも優れた演劇学校がずいぶん増えました。しかし大学に入り直したり、研修所や養成所に通うのはちょっと大変です。この演劇学校では、自分にとって必要なクラスを必要なときに受けられるよう細かくシラバスを分けました。より深く演劇を学ぶための第一歩としてお役に立てれば幸いです。また私も自分の学んできたことを若い世代に還元することで、演劇界の発展に微力ながら貢献したいと心から願っています。
2021年1月 谷賢一
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クラウドファンディング・ご支援のお願い
DULL-COLORED POP演劇学校では、意欲の高い有望な俳優(あるいは劇作家・演出家)を対象としたスカラシップの設立を目指しています。参加費を取らない、無料で参加できるクラスやレッスンを用意し、さらに試演会や新人公演などを開催することで、優秀な人材に活躍の場を用意します。
クラウドファンディングでご支援頂くと、学校に参加できる様々なリターンが受け取れます。ぜひ一度、以下のページから詳細をご覧になってみて下さい。
→DULL-COLORED POP演劇学校 クラウドファンディング・ご支援のお願い
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お問い合わせ
「自分に合ったクラスがわからない」「こんなことを知りたい/学びたい」などのご質問やご要望も、こちらまでお寄せ下さい。
合同会社DULL-COLORED POP
Tel: 050-5579-6089
Mail: school@dcpop.org
Twitter: @dc_pop