About DULL-COLORED POP
劇団紹介
2005年の旗揚げ以降、社会の枠からはみ出しちゃった人間たちを、飽くまでポップに、どこまでもグロテスクにえぐり続ける若手劇団。文学的奥行のある主題を現代人のポップカルチャーとして描き出す。
現代劇、古典悲劇、不条理、海外戯曲、ミュージカルと、演劇の枠を右から左まで駆け抜ける荒れくれた正統派として、東京の若手演劇シーンで独特の存在感を光らせている。
DULL-COLORED … 【形】くすんだ、にび色の
POP … 【名】ポップ!
主宰:谷賢一
作家・演出家・翻訳家。1982年、福島県生まれ、千葉県柏市育ち。DULL-COLORED POP主宰。Theatre des Annales代表。
明治大学演劇学専攻、ならびにイギリス・University of Kent at Canterbury, Theatre and Drama Study にて演劇学を学んだ後、劇団を旗揚げ。「斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体」(永井愛)と評された、ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに幅広く評価を受けている。
2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手掛け、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、ならびに文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。また近年では海外演出家とのコラボレーション作品も多く手がけ、シディ・ラルビ・シェルカウイ『PLUTO』(シアターコクーン)、アンドリュー・ゴールドバーグ『マクベス』(PARCO劇場)、デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』(梅田芸術劇場/シアターコクーン)などにそれぞれ翻訳・脚本・演出補などで参加している。
2016年よりセゾン文化財団よりジュニア・フェローに選出され、支援を受けている。
近年の代表作に、梅田芸術劇場/シアターコクーン『ETERNAL CHIKAMATSU』(脚本)、『オーファンズ』(翻訳)、あうるすぽっと『TUSK TUSK』(演出)、KAAT『ペール・ギュント』(翻訳・上演台本)、PARCO『マクベス』(演出補)、東宝『死と乙女』(演出)、シアターコクーン『PLUTO』(上演台本)、DULL-COLORED POP『夏目漱石とねこ』(座・高円寺)・『河童』(吉祥寺シアター)、Theatre des Annales『トーキョー・スラム・エンジェルス』(青山円形劇場)、東京グローブ座製作『ストレンジ・フルーツ』、『モリー・スウィーニー』(シアタートラム)などがある。
インターネットで読める劇評など
- 第5回本公演『セシウムベリー・ジャム』
~使いも来ない「ゴドー待ち」 チェルノブイリ近郊の村で~ 西村博子(アリスフェスティバル・プロデューサー) - 第7回本公演『JANIS -Love is like a Ball and Chain-』
~ねじくれたジャニスをみごとに造形 独自の音楽劇創出の試み~ 飯塚数人(人形劇研究家) - 第7.7回本公演『ショート7』
~エロチシズムの上で弾けるポップコーンのように~ 三橋曉(ミステリ・コラムニスト) - 谷賢一演出『モリー・スウィーニー』
~端正に、人懐こく、予想外の仕掛けで形に~ 徳永京子(演劇ジャーナリスト) - 第13回本公演『アクアリウム』
~1982年生まれのレイアウト水槽~ 小泉うめ
お問い合わせ
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歴史
2005/11 | 第1回公演『東京都第七ゴミ処理施設場ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 |
2006/02 | 大藤多香子が加入。 |
2006/03 | 第2回公演『ラパン・アジルと白の時代』 |
2006/05 | 第3回公演『国境線上の蕎麦屋』 |
2006/08 | 企画公演『4 nudists』 |
2007/03 | 第4回公演『ベツレヘム精神病院』 大藤多香子脱退。堀奈津美、清水那保加入。 |
2007/05 | 猫道ロックフェスティバル'07に『息をひそめて』で参加 |
2007/10 | 第5回公演『Caesiumberry Jam(セシウムベリー・ジャム)』 |
2007/11 | 企画公演『藪の中(Remix)』 |
2008/06 | 第6回公演『小部屋の中のマリー』 |
2008/10 | 第7回公演『JANIS -Love is like a Ball and Chain-』 |
2009/03 | Mrs.fictions主催『15 minutes made』参加 |
2009/04 | 第7.7回公演『ショート7』 |
2009/06 | 北澤芙未子が加入。 |
2009/08 | 第8回公演『マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人』 |
2009/10 | 第9回公演『プルーフ/証明』『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』 無期限活動停止 |
2011/07 | 活動再開 新劇団員として東谷英人、大原研二、塚越健一、中村梨那、若林えり、元田暁子が加入。 |
2011/8 | 池袋シアターグリーンBox in Boxにて第10回本公演『Caesiumberry Jam』上演。 |
2011/11 | 中野ザ・ポケットにて企画公演『日本の問題』に参加。『ボレロ、あるいは明るい未来のためのエチュード』を上演。 |
2012/02 | 劇団員として百花亜希が加入。北澤芙美子が脱退。 東京・アトリエ春風舎を皮切りに、第11回本公演・全国6都市7公演ツアー『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』を上演。 |
2012/11 | 青山円形劇場にて第12回本公演『完全版・人間失格』上演。 | 2013/04 | シアター風姿花伝・プロミシング・カンパニーに選出。若手自主企画公演『プルーフ/証明』上演。 |
2013/07 | 劇団員として制作・福本悠美が加入。 | 2013/10 | DULL-COLORED POPプロデュース公演『最後の精神分析 ─フロイトVSルイス─』上演。 | 2013/12 | 第13回本公演『アクアリウム』で、東京1ヶ月ロングランを実施。その後、福岡・大阪・仙台・岡山と全国5都市、計49ステージ連続上演を行った。 | 2014/05 | DULL-COLORED POPプロデュース公演『プルーフ/証明』上演。 | 2014/07 | 第14回本公演『音楽劇・河童』上演。吉祥寺シアターにて2200名を動員。 |